マルチについて

すずあかね。今年は三月初旬の定植だったため、約45日経過の状態としては株は小型ですが、順調な生育といって言いかと思いますね。
今年は試しに、部分的に銀黒の全面有孔マルチを使ってみたところ、いつも使っている白黒孔無しマルチと比べて抜群に生育がよい。大げさでなく全然違います。
全面有孔マルチはマルチ表面からの水分蒸発により、孔無しより地温は抑えられるというのがメーカーの言い分ですが、それは孔から水分が出ることによるわけで、これがイチゴにとっては湿度をUPさせることに繋がり生育の良さに繋がっているのではと考察します。

そう、マルチについては何が良いか、どうすればよいか、ずっと悩んでいます。
冬イチゴとは違い、夏季はハウス内が高温乾燥状態になります。イチゴに限りませんが、多くの植物にとって少なくとも50%ぐらいの湿度は必要なのです。ところが、夏秋イチゴは高設ベンチで地面から隔離され、しかもビニールのマルチで覆われる。絶対的に湿度不足なのです。

イチゴに湿度を供給するのに一番いいのは、マルチをしないこと。ハウス内が平均的に乾燥状態でも、イチゴのすぐ下に十分湿った培土があれば、かなり効果的と思われます。
ところがマルチをしなければ、今度は培土の表面はコケだらけになります。イチゴの収穫期になれば、そのコケは培土に直接実が触れることでダメにしてしまうことも。やはりなんらかのマルチは必要なのです。そんな思いからの全面有孔マルチ。一年使ってみてどうなるか。

ちなみに有孔マルチの問題点を一つ。点滴チューブの孔を上向きに設置している場合、その孔とマルチの孔の位置が合ってしまうと外に漏れます(笑)

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