石灰施用

このベンチの培土はピートモスと軽石が主体です。導入直後は調整されていたのか、ph6前後をでしたが、4年も連用しているとかなりphは下がってきて、作業前の測定ではph4.8~5.2でした。
酸性土壌の修正が必要ということで今年は石灰資材を投入することにしました。

どこでも手に入る石灰資材としては、以下のようなものがありますね。

  • 消石灰 ・・・ ph矯正力強いが、土が固くなる。だって漆喰の材料ですからね。
  • 苦土石灰 ・・・ ph矯正は緩やかで苦土の補給もできる。
  • 有機石灰 ・・・ 牡蠣殻などを焼いて粉にしたもの。効き目は緩やか。

さらに粉状のものは即効性、粒状のものは緩行性となりますね。

ところが今回当園で使用したのは上記のどれでもなく、炭酸石灰いわゆる「タンカル」です。
成分的には苦土石灰の苦土を抜いたものとなり、消石灰に比べph矯正力は穏やかです。
苦土石灰でもダメではないのですが、今回は1平方メートルあたり200グラムと多めに入れたので、苦土が過剰に入るのが嫌だったのです。養液栽培用の肥料に苦土は入っていますからね。

表面にまんべんなく撒き、このあとカルチベーターでしっかりと耕うんします。
しばらく落ち着けてから、ph測定をしてみたいと思います。
phが上がり過ぎてると困るんですが。

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